いよいよ今年も残すところ二週間ほどとなりました。
この季節に発生しがちな食生活の乱れ。今月はその悪影響や対処法を見ていきたいと思います。
〇”食べ過ぎて苦しい”は胃腸の悲鳴
普段食べ過ぎない人も、会食や飲み会が連続して胃のもたれやムカムカ感が続く...なんてことがあるのではないでしょうか。
それらは過食やメニューの偏り(刺激が強い食品や脂肪を多く含む食品の取り過ぎ)によって胃腸の消化や代謝の機能が低下している合図です。
消化器官の働きが悪くなると、栄養の吸収効率が悪くなったり生活習慣病の遠因になる場合もあります。
〇お酒はほどほどに
飲酒する場合は、食事と一緒にゆっくりと飲みましょう。
アルコールの消化は、胃ではゆっくり・小腸で速やかです。
食べ物が胃になければ、その分小腸へと排出する時間が速まり、
血中アルコール濃度が急激に上昇し急性アルコール中毒を引き起こすことも考えられます。
一日あたりの飲酒適量は純アルコール20㎎といわれています。
麦酒にして500㎖、日本酒なら1合弱と意外に少ないですよね。
さらに週に二日は休肝日を設けましょう。
〇メインディッシュは後から
食事により腸から吸収されるブドウ糖は血液中に入り、すぐに膵臓から分泌されるインスリンによって細胞内へ吸収されエネルギーへと変わります。
いきなり炭水化物や脂質を摂ってしまうと、血糖値が急上昇し、食物のカロリーは脂肪として蓄えられます。
さらに、吸収されればエネルギー源として役に立つブドウ糖ですが、血液中では血管を傷つけ動脈硬化を起こすようになります。
肥満や生活習慣病を予防するためにも、血糖値の上昇をゆるやかにしましょう。
野菜など食物繊維を多く含むものをはじめに摂ることで、血糖値の急上昇を防ぐことができ、
さらにゆっくりよく噛むことで満腹感を得られ、食べ過ぎの予防にもなります。
〇おわりに
コロナ禍も約3年が経ち、飲食店側にも来店者側にも適切な感染対策が定着してきて迎える年末年始です。
そろそろ忘年会や新年会を行おうという方も多いのではないでしょうか?
楽しむところはしっかりと楽しみつつ、くれぐれも食べ過ぎ・飲みすぎには注意しましょう。
また、現在新型コロナウイルスは8度目の流行を迎えています。
インフルエンザとの同時流行も懸念され、今まで以上に医療現場がひっ迫することが予想されます。
市販のお薬を常備し、帰省先に高齢者がおられる場合や、人の密集する場所へ赴く際は特に感染対策に気を使いましょう。
弊社では9月に感染予防や準備に関するお知らせを投稿しております。
参考にしていただければ幸いです。
予防と備え | 株式会社エリアサポートジャパン岡山