前回はがん発生のメカニズムについてお伝えしました。今月はもしがんと診断された場合に、知っておきたいことをお届けします。
ご自身やご家族ががんと診断された場合、不安を感じるのはとても自然なことです。その不安や悩みを抱え込んでしまうと治療に悪影響が及ぶことも。まずは信頼できる相談窓口を探し、不安や悩みを共有することが大切です。
<参考サイト>
納得のいく治療法を自分で決めることがとても重要です。相談窓口や主治医の先生の力を借りながら、まずは目の前のがんのことを知ってください。そしてどのような治療方法があり、副作用はどの程度か等を踏まえた上で、身体面・経済面・環境面などから総合的に考えられる最善の治療法を選択しましょう。
<現在のがん治療の状況>
手術以外は基本的に外来治療(通院治療)が主流です。医療技術の進歩により、新しい治療法や副作用が少ない薬の開発され、患者の身体的負担が比較的軽減されています。これにより、家族と一緒に生活をしながら、または仕事を続けながらライフスタイルに沿った治療を受けることが可能になってきています。さらに、公的医療保険が適用される治療も増えており、治療費の自己負担を抑えることできます。
がんによる死亡率は年々減少しており、不治の病から治せる病気へと変わりつつあります。とにかく早期発見が肝心です。日常的に体のセルフチェックを行い、年に一度は検診へ足を運んでいただきたいと思います。
がんと診断された場合、多くの人々が治療費や収入など経済面に不安を持たれています。また実際にがんを経験した方の中には、仕事や収入に影響が出たという人も少なくありません。
がんは治療期間が長期にわたることもあり、治療費の負担は大きくなりがちです。さらに、それに伴う様々な費用も継続的に発生します。また、休職や退職、あるいは業務量のペースダウンによって収入が減少する可能性もあります。これらの事情を考慮に入れて、事前に適切な準備をしておくことで、治療に落ち着いて専念できる環境を整えることが可能です。
SOMPOひまわり生命保険株式会社発刊「がんにそなえるBOOK」より一部抜粋して掲載
その備えのひとつとして、がん保険があります。是非この機会に加入や見直しをご検討いただくことをおすすめします!