毎年9月は「がん征圧月間」です。
国や自治体、医療機関、企業が連携し、がんに関する正しい知識を広め、予防や早期発見を推進するための取り組みを行っています。
そこには日本人のがんに関する知識不足や、がん検診の受診率の低さが背景にあります。
〇がん征圧月間の目的
☆正しい知識の普及
がんは日本人の死因第1位で、生涯で2人に1人が罹患すると言われています。
しかし、早期発見・早期治療で治る可能性が非常に高い病気になってきています。
ところが、いまだに「がん=死」という誤解や恐怖心が、根強く残っています。
☆検診受診率の向上
がん検診は科学的に死亡率を下げる効果が証明されていますが、日本の受診率は先進国の中でも最低レベルです。
欧米の受診率が70~80%に対して、日本は50%未満にとどまっており、政府は60%への引き上げを目標にしています。
〇受けておきたい5つのがん検診
厚生労働省が定める5つの検診ですが、検査項目や対象年齢、受診間隔がそれぞれ定められています。
▪胃がん検診 ・・・ バリウム検査や胃カメラで早期発見が可能。
▪大腸がん検診 ・・・ 便潜血検査で簡単に受けられます。検査に痛みは伴わないので、ぜひ受診を。
▪肺がん検診 ・・・ 胸部X線や喀痰検査で発見率を高めます。
▪乳がん検診 ・・・ マンモグラフィで早期発見が可能。
▪子宮頸がん検診 ・・・ 20歳以上の女性は定期的な検診を。
詳しくはこちら➡がん検診|厚生労働省
これらの検診には、偽陰性や偽陽性、X線検査による放射線被ばくといったリスク(デメリット)もあります。
しかし、それ以上に早期発見のメリットが大きく、科学的に死亡率を下げる効果が実証されているため、厚生労働省も推奨しています。
がんは10年~20年という長い時間をかけて進行し、ようやく検査で見つけられる大きさになります。
このタイミングで発見できれば早期がんですが、見逃すとがんは進行し、その後の治療にかかわる負担は増えてきます。
発見できる期間はわずか1~2年と限られているため、昨年大丈夫だったからと安心せず、毎年定期的に検診を受けることが重要です。
さらに、自治体による補助制度もあるので、受けない手はありません!!
〇まとめ|今できることから始めよう
「がん征圧月間」を、健康について考えるきっかけにしてみませんか?
まずは、お住まいの自治体のがん検診情報をチェックし、予約をしましょう。
あわせて、生活習慣の見直し(禁煙・節度ある飲酒・バランスの取れた食事・適度な運動・十分な睡眠)も、がん予防に大切です。
詳しくは、厚生労働省「がん対策」ページや、政府広報オンラインをご覧ください。
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